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執筆者の写真浅野千恵

「あがり」を克服する(2)

更新日:2022年10月14日

曲の解釈を深めるためには、録音や動画を撮ってみる

こともおすすめです。

自分の演奏を見るのは、私も怖いのですが(-_-;)

今は簡単に動画を撮れたり、レコーダーのアプリもあったりするので、

もう実践していらっしゃる方も多いと思います。

(有難い時代です…(T_T))


自分の演奏を客観的に見ることは、レッスンを受けることと同じくらい

意味があると私は思います。新しいことを学ぶ場であるレッスンとは、

質は少し違いますが、先生がレッスンで言っていることが、

自分の目で見ることで、より理解できると思いますし、

できていたつもりで、できていなかったところ、

「もっとここは違う音色で弾きたい」など、

工夫・改善するべきところが明確になります。


録画や録音を見たり聞いたりして、何か違うと思っても、

何が違うのか分からない時は、信頼できる人(家族や友人など)

に意見を求めると良いですし、なかなかそうもいかない環境の方は、

私に動画添削として送っていただいても良いです

(ちゃっかり宣伝みたいですが…)。


そして、その時に明らかになった点を直していく過程が、

本番で演奏するための熟成過程になるという利点もあります。

色んな視点から、その曲をとらえることで、

何となく弾いていたところが、脳内で具体化されてインプットされる

からです。


昔、ある先生から、「自分が弾く曲の、どの音符も、

このように弾きたいのだと言葉で説明できないと、

本当にはその曲を説得力をもって人前では弾けないのだ」と

言われたことがあって、「うわー、大変だ…」と思ったことが

ありましたが、今になると、その言葉の意味が分かります。

楽器での演奏は、歌よりも複雑なことをしている場合があります。

そうすると、楽器で歌うのが大変になります。それでも、

全ての音を歌えている状態にしなければ、説得力を持たない、

ということだと思います。


そこまでその曲を解釈しつくすために、たくさんの方向から、

その曲をとらえ、解釈を考え、熟成する過程を経ることで、

記憶や表現が自分の中でより明確になり、脳内に定着し、

あがったとしても冷静に対処できるようになります。


その作業をする時は、まず声に出して歌いますが、速い

パッセージなど難しいところは、歌うのはできる限りにして、

リズムを優先しています。


ハヴァシュ式アプローチの、ドレミで歌う重要性が分かっているので、

やりたいのですが、私はドレミで歌うのが苦手で、逆にドレミに

とらわれてしまうので(T_T)、ラララと歌うことが多いです。

(ドレミで歌うのは練習中です(^_^;))


自分の声では細かい音色は出せませんが、出しているつもりになって、

また、リズムを全身でとりながら歌います。

次に、楽器で弾くのですが、実際に弾く時は、頭の中で歌い、それを

思い浮かべて、その通りに出せているか集中しながら弾いています。

私の場合は、この段階で録音を録って聞いてみて、改善点を見つけて、

また弾いてみて、また録音、というようにすることが多いです。


他にも、対策として、私がしてきたことを次回記したいと思います。

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