先生方のおかげで…
更新日:2022年9月6日
ヴァイオリンから離れていた育児中、子どもの通っていた
幼稚園で、ひょんなことから、ヴァイオリンを弾くことに
なったことがきっかけで、練習を再開したら、
弾くことが楽しい!若い頃にはなかった感覚でした。
そして、こうして弾くのが楽しいと思えるのは、
ここまで弾けるようにしてくださった先生方のおかげだ・・・
としみじみ思い、小さい頃は決して優等生ではなかった私が、
素晴らしい先生方との出会いで、若い頃国際コンクールで
入賞できるまでになれた(今思うと嘘みたいですが)、
そのことにただただ感謝の念に溢れました。
そして、昔、先生方から指導されたことを練習するうちに、
自分なりの表現を見つけることができた、
その経験を伝えられたら、と心底思うようになりました。
初めての方の指導は、ホームページにもあるように、
「初めから美しい音で」をコンセプトにした、
あがりと力みのない奏法を目指すハヴァシュ式アプローチの
教本を使います。
このアプローチを知った時は、教本に書いてあることすべてが
目から鱗で、衝撃でした。
試してみると、音がよく響くようになり、弾くのが楽になり、
更に楽しくなりました。
まだ、私は今も研鑽中ですが、中級~上級の方にも、
「力みがとれ、楽に弾けるようになる」という、
とても役立つ奏法ですので、ぜひ一度お試しいただけたら
嬉しいです。
中級~上級の方には、学生時代に受けた、
日本や世界を代表する先生方の教えから得たたくさんのことを、
是非お伝えできればと思っております。
この教えがなかったら、私は国際コンクールで入賞することは
不可能でした。
また、逆説的ですが、「上手く弾かなきゃ」ということから
解放され、心から充実して弾けるようになりました。
この感覚は、ハヴァシュ式アプローチでも大変重要と
されている、「身体の内側が原動力になって」表現できた
からだと思っています。
ただし、若い頃は、まだハヴァシュ式奏法を知らなかったので、
かなり力が入っていました。
今は、ハヴァシュ式を知ったので、音の響きが格段に良くなり、
弾いていて楽しいです。
レッスンは1回のみでも、またオンラインや、動画添削も
受け付けておりますので、ぜひ一度お試しいただければ幸いです。
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