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執筆者の写真浅野千恵

生徒さんのコンクール予選通過とコンクール所感(2)


先日、生徒さんが、ベーテン音楽コンクールと日本クラシック音楽コンクールの予選を通過することができました。


ちなみに、私はコンクール信奉者ではありませんが、お子さんのモチベーションになるなら、大いに利用したら良いかなと思っています。


コンクールの功罪は色々言われていますが、、


お子さんにとって大事なのは、「コンクールが全て」にならないことで、


主体は「自分の(又はお子さんの)成長のため=音楽性や人間の成長のため」、ということを忘れないでいれば良いと思います。


発表会とは違って、色々なお教室の生徒さんの演奏を聴くことで勉強にもなりますし、


挑戦することで、集中して練習しますので、普段の何倍も成長できるというメリットがあります。


お子さんにとっては、見える目標があるのは、やはりモチベーションにしやすいし、自分と向き合うことで、普段感じない色々な感情を感じたり、やはり少しでも良い演奏をしたいと必死に勉強・練習したりしますので、すごく成長できます。


時には失敗もするでしょうが、子どもの頃、若い頃の恥は、実は大したことないと思いませんか?

子どもだから、若いからしょうがないよね、で済んでしまいますので(^^)


もっとも、大人になったって、何か失敗したとしても、気にしているのは本人だけで、他の人は大して気にしていなかったりします。


仕事と違って、演奏は、失敗したとしても、誰にも大きな迷惑はかかりません。



実は成功から得るものは少なく、失敗の方がずっとたくさんのものを得ることができます。


というか、一般的に失敗と言われていることは、実は失敗ではなく、成長するための手段だった、と思う方がずっと健康的だと、私は今頃になって、やっと気がつきました(^_^;)


この生徒さんは、よく弾けるお子さんでしたが、力が入りすぎて音ががさついてしまっていたので、昨年から、ハヴァシュ奏法も教えて、楽器を響かせる奏法を根気強く教えてきました。


変わるまでに長くかかりましたが、数ヶ月前に、何かつかんだのか、音色が良くなってきたので、コンクールを受けてみる?と提案してみたら、


やはり張り合いがあったのか、グングン成長し、昨日の予選では、以前よりずっと成長した姿を見せてくれました。


少しだけ演奏の動画を載せました。

生徒さんのピアノの先生である、北村弥生先生が、先生のお人柄のように優しく寄り添うように素敵な伴奏で、生徒さんをサポートしてくださいました。



大事なのは、より美しい音楽を奏でられるようになること(*^^*)


「◯◯ちゃんより上手に弾けること」ではないんです。


指導する時も、そんなことを考えながら、指導しています(^^)



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