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高校時代の親友に感謝…



まだ私がヴァイオリンを再開しようと思っていなかった頃、芸高時代にいつも一緒に遊んでいた(正確には、遊んでもらっていた(^_^;))親友から、数十年ぶりに手紙をもらったことがありました。


その友人は小林多美子ちゃんといって、今、フランスで、リヨン国立管弦楽団の第2ヴァイオリンのトップ奏者をしています。


私がNHK名古屋青少年交響楽団のフランス演奏旅行のソリストとして同行した時や、エリザベート王妃国際コンクールに参加した時には、留学中のパリから、わざわざ来てくれたこともありました。


その手紙には、芸高の同窓会の名簿を見たら、彼女のご実家が、私の家の近所で驚いたということと、娘さんの年齢が書かれていました。

ご実家は自転車で10分ほどの距離、そして娘さんは私の末娘と同じ年齢でした。

何という偶然だろうと、本当にびっくりしました…


でもその時は、まだ私は過去の傷が癒えておらず、また3人の子育てで手いっぱい(不器用なので…)だったので、お礼の手紙は出したものの、会う勇気がありませんでした。


その後、娘の幼稚園での演奏をきっかけに「やはり私はヴァイオリンで社会に恩返しをしたい」と思い、指導を始めて数年後、やっと、多美子ちゃんに会ってお礼を言おうと思えるようになり、失礼をしてしまったから、会ってもらえるだろうかと不安でしたが、勇気を出して連絡を取ったのでした。


そして、近所で再会したのですが、数十年ぶりに会うのに、普段ママ友と会うような所で約束したので、近所のママ友に会うみたいで不思議な気持ちでした。


高校生の時から、社交的で話が上手な上に、美人で人を惹き付ける魅力のある、素敵な人でしたが、数十年経って、更に素敵になっていました。


お父様は、楽器のことに詳しく、私が学生だった頃、楽器の調整について、職人さんと仲良くならなければなかなか教えてもらえないようなことまで、惜しみ無く教えてくださったり、お母様も、一人暮らしをしていた私にまでお弁当を作ってくださりと、どんなにお世話になったか分かりません。


再会後、多美子ちゃんは数十年会っていなかった芸高の同級生にも連絡してくれて、再会を果たすことができたり、


昨年夏の講習会も、主催のシャルヴァ青木奈緒子先生が、多美子ちゃんのフランス留学中のご友人だというご縁で参加させていただき、青木先生のご配慮で、多美子ちゃんのお嬢さんと私の末娘が一緒にヴィヴァルディを協演させていただくことができたり…


その時、親の私達や青木先生、ピアノの佐藤先生、講習会に参加していた男の子のお母様(桐朋卒・フランスのオーケストラのヴィオリスト)をはじめとした豪華?なメンバーで伴奏をすることになり、私にとっては、本当に感動的な、記念になる講習会になったのでした。


そんな素敵な多美子ちゃんなので、彼女を慕う友人は多く、有名人ともお知り合いだったり、子育てやオーケストラのお仕事をしながら、レストランを経営してしまうような、とてもすごい人なのですが、消えてしまった私にまで気を配ってくれる優しさがあるから、たくさんの人に慕われるんだろうな…と、不器用で要領の悪い私には、ただただ尊敬と感謝の念でいっぱいになったのでした。


こうして書いてきたら、昔も今も、どんなに多美子ちゃんにお世話になったか…と改めて実感しています。

あの時手紙をもらわなかったら、自分たちの子ども同士が演奏したり、遊んだりできなかったと思うと…本当に感謝しきれません。


私は彼女に何をお返しできるだろう…少しずつでも見つけて、お返しできるように頑張りたいです。


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